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【わかりやすい】理学療法と作業療法の違い

理学療法と作業療法の違い…。

これは、患者さんにとっても、セラピストにとっても頭の痛い問題です。

なぜなら、どちらも「リハビリテーションの専門職」だけども

はっきり、この違いを説明できる人ってほとんどいません。

しかも、教科書やさまなざまな人が、この「違い」について述べていますが、

私の視点からは言わせてもらうと、まったく的外れです。

この記事では、この「違い」をどのように考えればよいかを、根本的に

みなさんに理解してもらうことが目的です。

そもそも、私がブログをはじめようと思ったのが、世の中の人の

医療やリハビリテーション、作業療法に対する概念があまりにも

ズレている。

そのせいで、作業療法士やその学生、そしてサービスを受ける人たちが

混乱している状況を打破したいと考えたからです。

目次

まず、リハビリテーションの概念が間違っている。

前回の記事で述べたように、まずリハビリテーションとは何か?を

ほとんどの人が間違っているのが根本原因です。

例えが古いですが、テレビゲームのことをファミコンだと思っているようなもので、

リハビリが機能回復訓練と考えられているのが間違っています。

機能回復訓練はリハビリテーションの目的のための手段の1つですが、

リハビリテーション=機能回復訓練ではありません。

リハビリテーションが機能回復訓練だと思われていると、作業療法も

機能回復訓練だと誤解をされているのです。

リハビリテーションとは、QOLつまり人生の質を高めることが真の目的で、

医療の一つです。

医療法によると①人間の命を守ること②人間の健康と尊厳を守ること③そしてその予防です。

すんごくフランクに言うと、リハビリとは「生きててよかったー」と思ってもらうための

できることすべて。と言えます。

病気や障害をなくすだけが、医療ではないのです。

リハビリとは「生まれてきてよかった。」とおもってもらうこと。

生きててよかったと思ってもらうためには

身体が元気であること。気持ちも元気であること。社会の中で居場所があること。生まれてきた意味を感じていることが大切です。

どれが欠けてもいけません。

身体が元気でも、心や社会居場所がないのがニートです。ニートは健康ではありません。

理学療法士はもともと整形外科のお医者さん発祥です。身体を元気にするために

物理的手段を用いていることを得意とします。

作業療法士は、もともと精神科医師を中心とした人たちが発祥です。

人々の活動してもらって「経験」してもらうことで、その人にとって重要な

「世界とのつながり」に気づいてもらうようコーチすることが作業療法です。

ですから、生まれてきた意味や、社会の中での居場所、気持ちを元気にすることが得意です。

このように「生きていてよかった。」を演出するために

物理的次元といったミクロの世界にアプローチするのが理学療法

より心や社会といったより、マクロな世界にアプローチするのが作業療法

どうですか?

理学療法の枠組みで作業療法が解釈されているのが原因

学問には階層性があります。それは市町村、都道府県、国家、地球、

あるいは柴犬、犬、哺乳類、生物といったように、より具体的な枠組みから抽象的な

枠組みに分類されているのです。

理学療法士はより、細かな物理学レベルでの介入です。

作業療法は、生物学、社会学、哲学、宗教レベルの介入です。

学問の階層性、あるいは抽象度が異なるのです。

なぜ、異なる階層性の専門職が必要なのでしょう?

それは、集学的アプローチといってさまざまな種類の専門家が介入したほうが

よいアウトカムが得られることがわかっていること。

これは家を建てる場合にも、大工さんや内装業、インテリアデザイナーなどが協業したほうがよいことと似ています。

しかし、教科書やさまざまな病院のHPで作業療法ではADL「動作」を訓練すると書かれています。

ここまで読んでいただけた人には、この説明のおかしさがわかってもらえると思います。

この背景に「リハビリは機能回復訓練」であり「理学療法の視点で解釈されている」ことが透けて見えるはずです。

まとめ

リハビリテーションの目的は「生きてるって素晴らしい」と感じてもらうこと。

そのために、物理的手段を使うのが理学療法。

そのために、作業という「経験」を使うのが作業療法。

それぞれ、ことなる抽象度(学問の階層性)から介入することで

相互作用がうまれ、効果がたかまるから。

理学療法と作業療法は、リハビリテーションの目的を達成するという点では「同じ」といえるが

人間の異なる階層にアプローチするという意味で「異なる」といえる。

非常に残念なのが、これを学校でも教えない。先輩も教えない。バイザーも教えない。

誰も教えてくれない。

私が伝えていく。

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この記事を書いた人

■作業の視点で安寧と幸福を促進するOccupational Therapist
■QOL(Quality of Life)向上のための知識を網羅的にまとめることで、生きとし生けるもの全てが幸せになるお手伝いができれば嬉しいです

このブログが私たちの今を輝かせ、人生のQOLを高めるお役に立れば幸せ!そういう気持ちでブログを書いています。

あなたの人生がますます輝き幸せに溢れますように!

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