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急性期病院で作業療法が働くメリット・デメリット

病院って好きですか?

私は急性期病院で作業療法士として働いていますが

はっきりいって、病院って大嫌いです。

できるなら、お世話にならずに生活したいですよね。

でも、逆に病気やケガをした時にはとても大事なところです。

作業療法士の多くは病院で働いています。

日本作業療法協会のデータではおよそ70%が病院勤務です。

うち、ほとんどが回復期病院での勤務です。

なぜならADLの回復にはしっかりした量のリハビリテーションが必要ですから

必然的にセラピストも必要という訳です。

一方急性期病院の作業療法士ってとても稀な存在です。

中核病院でも作業療法士の数は一ケタのところがほとんどで、

ひとりで2桁以上の患者さんを対応するところも多いです。

急性期病院ではたらく作業療法士はレアな存在ですね!

私個人として急性期病院で働いてきた作業療法士として多くの

メリットを感じています。

そこで、この記事では急性期病院で作業療法士が働くメリットとデメリットを赤裸々に

お伝えしたいと思います。

目次

まずは、急性期病院で働くメリットから。

急性期病院で働くメリット① 疾患やリスク管理にめっぽう強くなる。

あれ、熱がある。あれ、様子が変だぞ…。

急性期病院で働く作業療法士にとって患者さんの様子に気づくことは必須能力です。

なぜなら、病気が進行しているのに訓練をしてしまっては、元も子もないからです。

したがって、急性期病院で働いていると病気の知識に強くなります。

さて、学校を卒業し訪問リハビリや老人保健施設で働いたとしましょう。

肺炎の病態ってどうですか?循環状態ってどうですか?神経症状ってどんなですか?

呼吸器の取り扱いってどうするんですか?

急性期病院で働くには、お医者さんや看護師さん並みの知識が必要です。

逆に、訪問リハビリをするのに体の状態を正しく診察できなくて、どうやって

作業療法ができるのだろう?と、私には思えるのです。

急性期病院で働かずして、ほかの領域で働けるのか?と思ってしまいます。

急性期病院で働くことは、作業療法士にとって箔がつくことです。

はっきり言います。老健や訪問で働いている作業療法士のレベルは低いです。

あなたが作業療法を受けるとき、体や病気のことを診れる作業療法士に担当してほしくないですか?

急性期病院で働くメリット② 患者さんとのストレスが少ない。

人間には、相性がありますよね。

どうしても合わない人も出てきます。

急性期病院では、担当する期間が短いため、合わない患者さんとの

ストレスが少ないです。

そして、たくさんの人を担当すると、いろいろなタイプの人に対応します。

しかもさまざまな疾患の人にです。

そうすると、こういうパターンの人にはこうすると上手くいくという、自分なりの

型ができるのです。

急性期病院ではたらくメリット③ 作業療法士としての実力がつく

ほんとうに、いろんな患者さんを担当します。

認知症+骨折

この場合パーソンセンタードケアといったコミュニケーション技術を駆使し

骨折の術式や回復具合、栄養状態、荷重量を考えながら

認知行動療法の手法をもちいて痛みの慢性化を防ぎながら

自助具や柵を考え、PTと身体能力を相談し、MSWと社会資源について相談し

看護師、栄養士、医師と身体の状態を共有し、家族にも教育的アプローチを

しながら進めます。もちろん運動療法や徒手療法もPTと意見を交換して進めます。

がん+うつ

この場合、化学療法の副作用や、運動療法の知識

そして心理学と宗教的アプローチを併用して行います。

リラクゼーションになる作業をさがしたり、あなたにとってなにが重要なのか

というACTの手法を取り入れたりします。

麻薬の副作用や、予後についての知識も必要です。

肺炎+心不全

この場合、どのような治療がすすめられているのか?

抗生剤治療?強心剤は?心不全の兆候は?呼吸器の設定は

レントゲン画像は?

心不全の場合でも病態によっては慎重に活動量を決めなければならず

同時に心理的なアプローチをしながら、ADLをくみたてていく必要があります。

このように体のことについて詳しくならざるを得ません!

急性期病院で働くデメリット

ちょっと辛辣な意見になるかもしれませんので、ご気分を害する方は

下記は読まないでください。

①IQを高めないと急性期病院の作業療法士になれない。

病気、体、生活、こころ、環境、社会、文化…

さまざまな要素の関連を見抜き、多くの患者をどんどんさばいていく。

しかも病態が不安定な時期から。

はっきりいって、勉強しないひとは急性期で働けません。

逆に言うと急性期病院で働いてきた作業療法士。

それだけで大いなるブランドだといえると、自負しています。

②とにかく忙しい

いそがしいです。それを忙しいと感じる人は急性期病院の作業療法士になれません。

忙しいのは経験値がたまります。

ドラクエでたくさん敵を倒すのと同じです。ただHPが0にならないように

いろいろ気を付ける必要があります。

③作業療法をみとめてもらう努力が必要

急性期ではどうしても病気中心になり、生活をみる視点は

後回しになります。作業療法士がやっていることは、

一見すると理解されない場合があります。

なかには、理学療法士と見分けがつかない作業療法士もいるくらいです。

まとめ

急性期病院で働ける作業療法士は、一流の作業療法士だと思っています。

ただし、訪問や老人保健施設、精神、小児など分野でもとめられる能力は異なりますから

優越はありません。

しかし、人間の体や病気の仕組みついてしっかりとした知識をもてるのは

急性期病院で働く以外ありえないと思っています。

ぜひ、就職先には急性期病院の作業療法士も検討していただくことをお勧めします!

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この記事を書いた人

■作業の視点で安寧と幸福を促進するOccupational Therapist
■QOL(Quality of Life)向上のための知識を網羅的にまとめることで、生きとし生けるもの全てが幸せになるお手伝いができれば嬉しいです

このブログが私たちの今を輝かせ、人生のQOLを高めるお役に立れば幸せ!そういう気持ちでブログを書いています。

あなたの人生がますます輝き幸せに溢れますように!

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