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「QOLを上げたいのに苦しいのはなぜ?“もっと良く”が生きづらさを生む理由」

最近、「ウェルビーイングを高めよう」とか、「QOLを上げよう」「自分らしく生きよう」って、やたら目にする気がします。このブログもQOLを高めようとか言っちゃってますが・・・

もちろん、悪いことじゃない。
でも、ふと頭をよぎることがあるんです。

「もっとよくしよう」とするこの姿勢そのものが、
実は私たちの“生きづらさ”を作っているんじゃないか。

そうなんです。

私たちはよく生きるためには、全く逆方向の努力が必要なのではないか?と。

この記事では、よりよく生きるための逆転の発想法について考察してみます


目次

もっといい加減に生きることが正解

もっと、いい加減に生きてもいい。

結論から言うと、こういうこと。

「もっと頑張ろう」「もっと意味ある人生にしよう」「もっと楽しもう」
──そう思うほど、なんだか空回りする。

そう感じることありませんか。

私たちは、どうしても

もっとお金があれば幸せ。
もっと成功して名誉や地位があれば幸せ。

みたいに思っちゃうんですよね。

でもどうでしょう?それって本当なんですかね?

実はそのような「幸せ」って蜃気楼のようなもので、
近づいたら消えてしまうようなもんだと思うんです。

「人生は苦しい」がデフォルトだと思えば、ちょっと楽になる

学歴が上の人とか、めちゃくちゃ頑張って成果を出してる人を見ると、
「ああ…自分なんて全然だ」「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまいます。

そのたびに、勝手に自分を“ダメなやつ認定”して落ち込んでしまう。
でも最近、ふと思うんです。

学歴が高ければ、人生がラクになるわけじゃない。
成果を出してる人だって、見えない場所でたくさん苦しんでる。

つまり、スタート地点もゴール地点も全て「苦」であることはみんな同じで、

実は本質的にはみんな同じ場所にいるんじゃないかって。


「生きるって、そもそも辛いもの」

「そしてその辛さは消すことはできない」

仏教では「生老病死」、いわゆる「四苦八苦」が人生の本質だと言われています。
つまりこの世界は無常で、理不尽で、コントロール不能。

人生は辛いのがデフォルトなんです。

よくよく考えてみると
どんな有名人もお金持ちも病気や死からは逃れられないし、
お腹が痛い時や、夜眠れない時は同じように辛いはずです。

確かにお金があれば、いろいろな楽しいことを経験できて羨ましいように思えます。
確かにその一瞬は楽しいのでしょうが、本当に一瞬です。

慣れちゃうんですよね。

キラキラして見える人も、みんな苦しい

SNSを見れば、優雅な暮らし、FIRE達成者、年収何千万の人が次から次へと現れます。

でも、あれは“切り取られた一瞬”でしかない。
そして、人はどれだけキラキラしていても、内側に苦しみを抱えているものです。

有名な芸能人の、暴行とか薬物とかアルコール依存症とか・・・

100%幸せな人なんて、たぶんこの世にいません。

楽しいものは一瞬しか続かない。人生は辛いのがデフォルト

「もっと頑張ろう」「もっと意味ある人生にしよう」「もっと楽しもう」
──そう思うほど、なんだか空回りするのも当然ですよね。

なので

私たちは「幸せになろうとするほど、幸せからとう全く別のアプローチを私たちは試す必要があります。

いい加減」に生きたもの勝ちだと思いませんか?

どんなに素敵なマンションに住んでる人も、すごい地位にいる人も。
結局、誰もが死にますし、病気になります。

どんな人も、最後は死ぬんだ。

だったら、「幸せじゃなきゃ」「もっと自分らしく生きなきゃ」と焦るより、
「そもそも辛いのがデフォルトなんだよな」と言う真実を理解すると私は心がスッと軽くなるのではないでしょか。

これは、いわゆる「あるがまま」に生きましょうと同じ意味だと思います。

「もっと意味のある人生」って、誰が決めたの?

「もっと楽しもう」
「もっと意味のある人生にしよう」
「もっと自分らしく生きよう」

──これ、全部幻想かもしれません。

仏教的に言えば、「自分」っていう存在そのものが幻影なんですよね。
だから、そこにしがみついて疲れてしまうくらいなら、もうちょっと力を抜いて生きた方がいい。


でもここでいう「いい加減」とは「怠ける」と言う意味ではありません。
どうせ死ぬなら、適当に生きればいいんだと言うニヒリズム(虚無主義)では勿体無い。

お風呂のお湯の「いい加減」のように生きた方が良いと思うのです。



いい加減とは、ゲーム感覚で生きること?少しずつ進めばいい

それでも私たちは、「誰かにとってちょっといいこと」をしたくなる。
それが人間の本能かもしれません。

だから、人生はドラクエみたいなものだと思えばいい。
ラスボスはいないけど、仲間がいたり、装備を工夫したり、
ときどき失敗しながら、ちょっとずつ経験値を貯めていく。

「今日もレベル1からレベル1.2くらいになった」
そんな小さな達成があれば、それで十分。

だって、ちょっと悩むぐらいのゲームの方が面白い。

最初から強くてニューゲームは面白くもなんともない。


まとめ

成功しなくてもいい。
お金持ちじゃなくてもいい。
「すごい人」にならなくてもいい。

それでも、人は誰かの役に立ったり、ちょっとだけ楽しかったり、
誰かに「ありがとう」って言われたり。

まいにち、ちょっとだけ経験値を貯めて、ちょっとだけレベルアップしている。
ちゃんと生きている実感を得られる。

そういうのでいい気がしませんか?人生は。

だから、もっと“いい加減”に生きていい。
適当に、でも誠実に。
そんな生き方でも、十分すぎるくらい“立派”なんです。


と言うわけでQOLますます高めて、いい加減にいきましょう!

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この記事を書いた人

■作業の視点で安寧と幸福を促進するOccupational Therapist
■QOL(Quality of Life)向上のための知識を網羅的にまとめることで、生きとし生けるもの全てが幸せになるお手伝いができれば嬉しいです

このブログが私たちの今を輝かせ、人生のQOLを高めるお役に立れば幸せ!そういう気持ちでブログを書いています。

あなたの人生がますます輝き幸せに溢れますように!

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