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【幸せってどんな状態?】Well-being(ウェルビーイング)を知って本当の幸せを手に入れよう!

あなたは幸せになりたいですか?

もちろん!

じゃあ「幸せ」ってどんな状態?

えっと?

実は「幸せ」は科学的に研究がなされています。


「幸せ」とは何か?を知れば(変な壺を買わされることなく)
「幸せ」に近づけるのではないでしょうか?

この記事では「幸せ」とは何か?科学的に説明していきます!

科学的に「幸せ」とは何かが分かれば
あなたの生き方の大きなヒントになるよ!

目次

幸せ;Well-being(ウェルビーイング)

Well-beingは「幸せ」の総本山?

「幸せ」はウェルビーイングという概念として研究されているよ!

Well-beingの概念は時代と共に変わっていますが
日本のWell -bing研究の第一人者である前野隆司先生はこのように概念化しています。

前野隆司(2022)「ウェルビーイング」より抜粋

Well-beingは人間にとっての「良い状態」を示す大きな意味での
幸せや健康といった意味なんだ。

いろんな「幸せ」な形の総本山が「ウェルビーイング」ってこと?

【Well-being(ウェルビーイング)の日本語訳】

  • 「健康」 ※医療の分野
  • 「幸福」 ※心理学の分野
  • 「福祉」 ※福祉の分野
  • 「良いあり方」
  • 「満たされた状態」

文脈によって、いろいろな訳され方があるね。

うーん、まだモヤモヤする

次はどのような経緯で「well-being」という言葉ができたのか見てみよう

Well-beingという言葉は「WHO」の憲章の「健康の定義」で生まれた

Well-beingという言葉は
1946年 世界保健機関(WHO)の憲章における「(広い意味での)健康の定義」の中で登場した。
WHOの設立者の一人である施思明(スーミンスー)氏の提案によるもの。

臼田ら(2004):WHOの健康定義制定過程と健康概念の変遷について,日本公衆衛生誌

第二次世界大戦の後
健康を世界のみんなで一緒に考えよう!とWHOができたんだ。

わりと最近なんやね
戦争の後というのが興味深いわ

中国保健省の上席研究員出会った施思明は乱立していた国際保健機関の統合構想をサンフランシスコ会議(1945年)で提案し、WHOの健康の定義をAndrija Stamper(クロアチア出身・ザグレブ大学学長)の草案をもとに作成した

WHOの健康の定義

“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not
merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、肉体的、精神的及び社会的に完全に良好な状態であり、単に疾病又は病弱 の存在しないことではない。

医療者なら知っている有名な定義だね。

まだまだ曖昧だよ。満たされた状態ってどういうことなのさ?

そこでWell-beingとはどんな状態なのか
研究が進んでいるんだ!

Well-beingとはWHOの健康の定義に登場した、人間にとって「良好な状態」のこと。
人間にとっての広い意味での「健康」「幸せ」を指す言葉として研究が進んでいるよ!

Well-beingの研究

エド・ディーナー:ドクターハピネス

Well-being研究の第一人者として無視できないのが
アメリカの心理学者エド・ディーナー(1946〜2021)です。

ドクター・ハピネスとも言われているよ

エド・ディーナーは幸福度を測るための
人生満足度尺度(SWLS)を開発したことで有名です。

【人生満足度尺度】
・ほとんどの面で、私の人生は理想に近い
・私の人生は、とても素晴らしい状態だ
・私は自分の人生に満足している
・私はこれまで、自分の人生に求める大切なものを得てきた
・もう一度人生をやり直せるとしても、ほとんど何も変えないだろう

1:全く当てはまらない
2:ほとんど当てはまらない
3:あまり当てはまらない
4:どちらとも言えない
5:少し当てはまる
6:かなり当てはまる
7:非常によく当てはまる

こんなふうな人生を送れたら素敵だね

コンピュータの統計処理が発達したことで
科学的に「幸せ」を研究しやすくなったことが背景にあるんだよ。

ポジティブ心理学の提唱者:マーティン・セリグマン

ペンシルバニア大学教授の「マーティン・セリグマン」は
元々うつ病の研究をしていた人でした。

従来の心理学が人間のネガティブな面を強調しすぎていたことを反省し、
人間の心の「ポジテイブ」な側面を研究する「ポジティブ心理学」を提唱したことで有名です。

セリグマンは幸福のために必要な5つの要素であるPERMAを提唱しています。

PERMA

P: ポジティブ感情
E : 何かへの没頭
R :他者との関係
M: 生きる意味
A :達成

自分の大切なことにしっかりと取り組めている人が幸せなんだね

キャロル・リフによる研究

ウィスコンシン大学のリフ教授はコンピュータでの解析を元に
Wlell-beingに必要な6つの要素を明らかにしています。

1)自律性(自立して自己決定している)
2)状況をコントロールする力(複雑な状況を的確に制御できていると感じること)
3)自己成長(成長して発達し進歩を実感すること)
4)ポジティブな他者関係(他者との愛情、信頼、共感といったポジティブな感情を受け入れていること)
5)人生の目的の明確さ(人生の目的と生きる方向性を自覚していること)
6)自己受容(自分の良いところ、悪いところを受け入れている)

あれれ、お金の要素がないような・・・

その通り!お金があった方がいいけど、それよりも
『自分の人生』を歩んでいることが大切そうだよね!



前野隆司教授の研究

前野教授は元々心理学者ではなく、工学出身の研究者という面白い経歴の持ち主です。
ロボット工学のため、人間の人間の認知のメカニズムを研究されていましたが、
意識の研究に取り組むようになり、現在では日本の「幸福」の研究の第一人者です。

前野教授が提唱する幸福のための4つの要素がコレ

1)やってみよう因子:やりがいや主体性を持つ
2)ありがとう因子:感謝や利他的な行動
3)なんとかなる因子:前向きかつ楽観的
4)ありのまま因子:独立性と自分らしさ

あれ、どの研究もよく似てる?

そうなんだよ。やっぱり
Well-beingには「作業(意味のある活動)」が大切なんだ。

Well-beingは「お金持ち」になっても達成されない

いかがでしたか?

お金がある、立派な家に住んでいる、高級車があるというのは本当の幸せでなく
「自分らしく、利他的で、成長を感じながら、ポジティブに挑戦し続ける」が本当の幸せ。

私は、日に日に、ますます、あらゆる面で良くなっている。ありがとうございます。

買い物、アルコール、変な壺を買う、セミナーに行く、宗教
一時的な気持ちの安らぎにはなりますが、本当の解決になりませんね!

お金は生活するためにもちろん必要なのですが、あればあるほど幸せでないのです。
詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。

あなたの「大切な作業」に取り組めているのが
本当のWell-being幸せなんだよ。

自分の大切なことがわからない!とお困りの人は
次の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。

一度しかない人生、ますますQOL上げていきましょう!

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この記事を書いた人

■作業の視点で安寧と幸福を促進するOccupational Therapist
■QOL(Quality of Life)向上のための知識を網羅的にまとめることで、生きとし生けるもの全てが幸せになるお手伝いができれば嬉しいです

このブログが私たちの今を輝かせ、人生のQOLを高めるお役に立れば幸せ!そういう気持ちでブログを書いています。

あなたの人生がますます輝き幸せに溢れますように!

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