「どうして自分の組織ってこんなにギスギスしているのかしら・・・?」
意見やアイデアを言ってもすぐに否定されたり
職場のメンバー同士で批判し合っていたりいわゆるギスギスした感じってありますよね。
そんな組織は居心地が悪く、自分の持ち味も発揮しづらいですよね?
みんながイキイキしている組織にしたいです。
どうしたらいいですか?
あなたが組織の管理者ならば
みんなが笑顔で、成果を出してくれる職場にしたいはずです。
それなら「心理的安全性」を高めるといいよ。
この記事では、イキイキした組織を作るためのカギである
「心理的安全性」と、その高め方について詳しく解説します。
組織の管理者、リーダーは必見です!
心理的安全性を高めるためには?
心理的安全性とはなにか?
【心理的安全性】
Edmondson, A.C. ,and Lei,Z.(2004):Psychological safety :The history, renaissance, and future of an interpersonal constrict.
チームの中で対人関係におけるリスクをとっても大丈夫だ。というチームメンバーに共有される信念のこと
ようするに
「なんでも言い合える関係」
というイメージです
「心理的安全性」についての研究は1960年代に組織学者によって行われていましたが、エドモンドソン教授によって今日再び関心が高まってきている分野です
心理的安全性が高まる効果
- 組織のパフォーマンスが高まる
- 組織の学習が促進される
- 組織のコミュニケーションが活発になる
いったいどうしたらいいの?
具体的なやり方を解説していきます!
心理的安全性に影響を与える要素
- 対人的要素
- 組織の構造的要素
- 個人的要素
対人的要素
大切なのはチームリーダーの行動です
・リーダーが言っている言葉と、行動の一貫性を示す
・リーダーが他者の参加を促すような言葉・行動を示す
・リーダーが自分の知識の限界や、自分も間違うことを示す
・リーダーがこういうことは絶対やっちゃダメという境界を示す
このように見るとリーダー自身がリーダシップとは何かという学習をすることが大切だということがよくわかります
組織の構造的要素
組織の仕組みとして意見を言い合いやすい場を作ることも大切です
1)1on1で話し合う場をもうける
2)スタッフが自律して組織の改善活動が行えるような仕組みを作る
このことから組織の管理者が「心理的安全性」というものをよく理解している重要性がわかりますね
個人的要素
個人の権威・経験・年齢の違いに関係なく意見を言いやすい場を作ることが大切です
「心理的安全性」は経験年数や職位、職種によって影響を受けると言われています
つまり後輩から先輩に助言や発言はしづらいものですし、お医者様には意見が言いにくいものです
1)会議ではファシリテーターが公平に意見を言えるように取り持つ
2)KJ法やブレイストーミングのような手法を取り入れる
これも上位にある人が率先して意見を言いやすいように配慮する必要がありますね
自分の組織に「心理的安全性」があるかチェックしてみよう
エドモンドソン教授が提唱する
心理的安全性を測定する7つの質問があります
- もし私がこのチームでミスをしたら非難される
- このチームのメンバーは困難な課題も提起することができる
- このチームのメンバーは自分と違うことを理由に他者を拒否することがある
- このチームなら安心して達成が不確実または困難な課題に挑戦することができる
- このチームメンバーに対して助けを求めにくい
- このチームには私の成果をわざと台無しにするような行動を取る人は誰もいない
- このチームのメンバーと仕事をする中で私のスキルと才能は尊重され活かされている
※太字は逆説の質問
参考:AMY EDMONDSON : SAFETY AND LEARNING BEHAVIOR IN WORK TEAMS(1999)
まとめ:
いかがだったでしょうか?
リーダー自身が「心理的安全性」の概念を理解し、職場の仕組みや風土を作っていくことがまず大切です
リーダー自身が話しやすくいつもニコニコ、ヨユー、ハッピーでいる
そんな組織って素敵ですよね
そのためにはリーダー自身が健康で幸福である必要があると思います
つまりはリーダーの幸福がみんなに「感染る」
そう言えるのではないでしょうか?
リーダー自身がQOLが高ければ周りの人間にも良いエネルギーを与えることにつながると思います
たった一度しかない人生、ますますQOLを高めていきましょう!
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