人を育てる。会社や組織での人材育成で困っている人が多いのではないでしょうか?
少子化で人材確保が難しくなってきています。
人を育てる必要性はますます高くなってきています。
プランターで野菜を育てようと思っても
スーパーで売っているようなきれいな野菜にはなかなか育たないのと同じで
「育てる」のにもノウハウが必要です。
優秀な人材を育てる人材育成に重要なノウハウとはいったいなにでしょう?
この記事では
- 組織で部下を育てるのが難しいと考えている人に
- 「エンゲージメント」という基本的な視点と、そのためのヒントを紹介します。
- 今までの部下を見る目と、自分の行動が180°変わります!
部下の見る目が180°変わる「エンゲージメント」という考え方
従業員のエンゲージメントを何よりも優先しろ。企業規模の大小にかかわらず、どんな企業も、組織のミッションを理解し、それをどうやって達成するかわかっている、やる気のある従業員なくしては、中長期的に勝ち続けることは不可能
田口力 世界基準の「部下の育て方」 KADOKAWA
アメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)のCEOをつとめたジャック・ウェルチの言葉です。
人材という言葉が表すように
部下や従業員は仕事をしてもらうための「コスト」や「資産」という考え方が一般的でした。
上司:「さぁ~みなさん!指示されたとおりに、給料分以上にしっかりと働いてちょうだい!」
部下:「ハイッ・・・」
このようにしっかりと指示されたとおりに動く社員を作るために「人材育成」をしてきたわけです。
指示されたとおりに働いて、皆さんは楽しいですか?私は嫌です・・・
このような従来の考え方の問題は従業員のやりがいも高まりませんし、
言われたとおりにしか動けませんから新たな仕事のアイデアを生み出すことも
少ないのが問題でした。
まるでベジータと栽培マンのような関係でしょうか・・・
そうではなくまず管理者と従業員の関係を180°転換する考え方
それが「エンゲージメント」です。
エンゲージメントとは直訳すると「契約」「約束」「結婚」という意味になります。
ここでは「会社の理念にいかに共感し、協力してくれているか」という意味になります。
上司:「会社の理念を達成し社会のみんなを幸せにするためにオラに力をかしてくれッ」
部下:「わかりました!それならば、この私の特殊能力であれば役に立てますッ」
「エンゲージメント」という概念をつかうと、部下や従業員を「管理する」のではなく
部下や従業員の「アイデアや行動を強力にサポートして助けてもらう」という発想の転換がおこります。
まるでフリーザを倒すためにベジータが悟空やピッコロたちと協力する
そんなイメージです…(ドラゴンボールを知らない人すみません)
「エンゲージメント」という視点で後輩や部下を見たとき
「どんな得意があるかしら?」
「それをどんなところで発揮してもらうといいかしら?」
というように部下の見方が180°変わり
ポジティブな点を生かしたり、部下の実力を邪魔している要因を減らしたりする
いままでにないアプローチが可能になってきます。
このように管理者の視点をアップデートすることが最大のコツといえます。
- 「エンゲージメント」の視点で自分と部下との関係を見直してみよう
ではエンゲージメントのスキルを高めるにはどうしたらいいでしょうか?
エンゲージメントのスキルを高めるためのポイント5つ!
エンゲージメントのスキルを高めるために必要なのは下記の5つです。
1 知る
2 結びつける
3 信じてまかせる
4 コーチングを行う
5 感謝する
田口力 世界基準の「部下の育て方」 KADOKAWA
1 知る
部下のことをもっと知らないとね・・・。
そうではありません!知るのはまず
「自分自身」のことです。
え?自分のことは自分が一番よくしっているよ?
そう私は思っていました。
わたしはおっちょこちょいで
よく服のボタンがはずれていたり、シャツがでていたりしています(笑)
また「○○さんばかりとしゃべっているよね~」といわれてハッとしたこともあります。
無意識に自分と賛成している人の意見ばかりを取り入れていたのです。
このように自分のものの見方の癖や盲点を「知る」が第一歩です。
自分のものの見方や盲点があることに気づけば
積極的に相手にフィードバックを求められるようになります。
そうして初めて相手のことが「ニュートラル・中立的」にわかるようになります。
「なにが得意なのかな?」
「仕事で困っていることはなにかな?」
「何を目標にしているのだろう?」
スタッフの力を適切に借りるためには、自分自身のことをまず知り
それから相手のことをしっかりと知ろうとする。
この態度が基本になります。
- 自分:自分の「ものの見方のクセ」や「盲点」を知ろう
- 相手:何を大切にしているかを知ろう
2 結びつける
昔の漫画で学生が悪いことをすると、廊下にバケツを持って立たされるシーンがありました。
いまでは体罰だと批判されそうです。
バケツを持つことはつらいですが、廊下で立っていることがどうして罰になるのでしょうか。
人間は意味のないことをするのがつらいのです。
しかし廊下にバケツをもって立つことによって人類が救われるのであれば
その作業はやりがいに満ち溢れるのではないでしょうか。
と、いう例えは大げさですが、
今やっている仕事が組織や社会に意味があるのか
スタッフ自身の成長とどのように関係するのか
しっかりと説明することがエンゲージメントを高める秘密です。
- 仕事の「意義」を積極的につたえよう
3 信じて任せる
友人4人と車で旅行にでかけたとします。
あなたが運転手をまかされたとして
「運転大丈夫?」
「事故しないでね!」
「目的地しってるの?」
「免許証もってる?」
このようにいわれたら運転する気がきえてしまうでしょう。
「目的地カーナビにセットしとくね」
「あ、看板がみえてきたね」
「コーヒー飲む?」
このように信頼して運転を任され、さりげなくフォローしてくれれば
やる気がでてきます。
このようにリーダーの信じ、力が発揮できるようなフォローがエンゲージメントをたかめるためにたいせつです。
- 信じて、まかせて、さりげなくフォローしよう
4 コーチングを行う
コーチングとは「相手の目標達成を支援する相互対話的なプロセスであり、個々の潜在能力を引き出し、各自ができるだけ良い成果をあげられるようにすること」
田口力 世界基準の「部下の育て方」 KADOKAWA
オリンピック選手にはコーチがいます。
どうしてコーチが必要なのでしょう。
なぜなら
自分のことは自分で気づきにくいからです。
失敗したりおちこんでいるときに友人に話をきいてもらうとすっきり解決する経験ってありますよね?人に質問されることで自分の状態が分かったり、話すことで気持ちも落ち着いてきます。
このように部下のコーチ役になるのが「コーチング」といえます。
そのためのスキルを上司が学んでおくことが、エンゲージメントを高めるために大切なのです。
- 部下の「コーチ」になるスキルを高めよう
5 感謝する
重い荷物を持ったおばあさんが階段の前でこまっています。
おばあさん、荷物をもってあげましょう。と声をかけます。
階段を登りきったところで、そのおばあさんが
「チッ・・・」
と舌打ちをしながら立ち去っていきました。
べつに褒められたいわけじゃないけど・・・やっぱり褒められたいですよね。
「ありがとうねぇ。よく気が付く若者だねぇ。さすがだねぇ」って。
人間は認められ、感謝されたくて成長します。
日ごろから部下の行動に感謝をしめすことがたいせつです。
- 「ありがとう」を口癖にしよう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
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