アクセプタンス＆コミットメントセラピーは
心理的柔軟性を高めることで
人生における困難に上手に対処するスキルを学ぶための心理療法です
※ACTの概要を知りたい方は下記の記事をどうぞ。
しかし
心理学って用語が難しくて、抽象的で実践しづらいですよね？
【今、ここ瞬間との接触】
の意味がわからなくて困っています
この記事では
アクセプタンス＆コミットメントセラピーにおける【「今、この瞬間」との接触】
について詳しく解説して行きます！
ACTだけでなく
他の心理療法でも役に立つスキルだよ！
ぜひ実践してみてね
「今」に集中しよう
「今、この瞬間」との接触とは？
自分の思考に埋没せず、今体験している内容を十分意識しながら「今、ここ」に存在すること。
しかしながら
私たちは今、この瞬間に集中できていないことがほとんどなのです。
明日の心配事ばかりしてしまうことないかな？
（今日の晩御飯のことを考えてて
先生に怒られたことあります。）
どうして「今、この瞬間」に集中しなければいけないのでしょうか？
それは
「地震が来たらどうしよう」と不安に思っていても地震はやってきます。
- 非常袋を準備する
- 耐震補強をする
- 避難経路を考えておく
「今」できることをしっかりと行うしか役に立たないのです。
役に立つ「行動」ができるために
「今、この瞬間」との接触が大切なんだよ。
確かに。でも
どうして「今、この瞬間」に集中していられないの？
「マインド」の自動操縦を手動に切り替えよう
どうして私たちの心は
「今、この瞬間」を忘れて、ぐるぐるとさまよってしまうのでしょう？
それは
私たちの「脳」は無意識に過去や未来のことを考え、判断してくれているのです。
今日はどちらの足から前に出そうか・・
などと全て考えていたら疲れてしまいますよね。
飛行機も離陸と着陸以外は、ほぼ自動操縦なのと同じです。
うまく自動操縦が働いてくれていたらいいのですが
問題なのは自動操縦が
ネガティブで役に立たない考えの時です！
嫌なことが頭から離れず
ぐるぐるすることある！
そういう時こそ「今、この瞬間」と接触して
自動操縦から手動操縦に切り替えるんだ！
今、この瞬間との接触とは意識を「手動モード」に切り替えることで
効果的な行動を選択しやすくするわけです。
「マインドフルネス」で心の操縦桿を取り戻そう
マインドフルネスのやり方
呼吸の感覚に集中するのが一般的だよ！
呼吸というは「今、この瞬間」の感覚の代名詞です。
なので
呼吸の感覚に集中し続けること。
これが「今、この瞬間」との接触することにつながります。
呼吸のマインドフルネス
では具体的な方法を見ていきましょう。
- 足を床につけて、背中をまっすぐにして座る
- 目は一点を見つめるか、閉じる
- 意識を呼吸に集中させる
- 好奇心旺盛な科学者になったつもりで呼吸を観察する
- さまざまな感情や衝動が沸き起こってきても、道で出会った人に会釈するように、穏やかに受け入れる
- 感情や衝動に気を逸らされても、それを確認し、呼吸に集中します
「今」に集中する習慣を作る
マインドフルネスはストレスを低減させリラクセーションをえる方法でもあります
１日１０〜２０分を毎日の習慣にすると良いでしょう。
また
1日に５〜１０回ちょっとしたスキマ時間に
呼吸に集中し「今」に集中する時間を作りましょう。
下記の記事でさらに詳しく解説しています
まとめ：今を生きることを、今から始めよう
いかがでしたか？
マインドフルネスを実践すると、一日のほとんどを
「過去」や「未来」という妄想の中で生きていることに気がついたのではないでしょうか？
今、この瞬間に「碇を下ろし」
自分にとって大切なことをする「行動」を選んでみてくださいね。
ACTを理解するコツは、構成する要素を一つ一つ行ったり来たりしならがら
自ら実践してみることです。
「今、この瞬間」との接触は
以下の要素と関連させて理解して見てください。
- アクセプタンス
- 文脈としての自己
- 脱フュージョン
そのためには記事も役に立ちます
一度しかない人生、ますますQOL上げて行きましょう
コメント