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「生き方を180°転換!仏教経済学が示す「Small is Beautiful」な未来の生き方」

給料が少ない、お金がなくて楽しめない!

物価は上がる一方で、これからどうやって楽しんで生きていけばよいのか悩んでいませんか?

そんなとき、「Small is Beautiful」という考え方がヒントになるかもしれません。この考え方は、エルンスト・フリードリッヒ・シューマッハー(1911〜1977)が提唱しました。

シューマッハーについて

  • 20世紀のドイツの経済学者
  • 「Small Is Beautiful」として知られる経済学や環境への持続可能なアプローチを提唱
  • マハトマ・ガンジーの哲学やブッダの教えに触発された

シューマッハーは、大量生産・大量消費の経済活動がもたらす問題を早くから予見し、警鐘を鳴らしていました。

新しい生き方の発想を転換する

シューマッハーの「Small is Beautiful」は、物質的な豊かさに頼らず、小さな規模での豊かさや幸福を追求する考え方です。このアプローチを取り入れることで、限られた資源の中でも楽しみを見つけ、充実した生活を送る手助けとなるでしょう。

さあ、今こそ生き方を見直し、新しい発想で日々を楽しんでいきましょう!

目次

たくさんあれば幸せは幻想

たくさんお金があったら幸せだと思う?

当たり前じゃん。欲しいものがバンバン買えるもの。

それで、地球が壊れちゃってもいいのね?

それは困るよ

私たちがいまいち幸せに感じられないのは、現代社会のあり方が間違っているのです。

現在社会はいろいろ間違っている!

シューマッハーは下記のような現代活動の問題点を指摘しています。

  • 自然の循環を無視した経済活動
  • 煩悩満たすだけの経済活動
  • 儲けるだけの経済活動

それぞれ詳しくみてみよう。

① 自然の循環を無視した経済活動

シューマッハーは「資源」である化石燃料を大量に消費している社会に警鐘を鳴らしています。

私たち人間が、自然の循環システムの一部であるという認識を見失って
その資源を食い潰していくような経済活動を行えば、いずれ破綻する!

世界中が西洋化し、現代人は自分を自然の一部とは見做さず、自然を支配、制服する任務を帯びた、
自然の外の軍勢だと思っている。

「スモールイズビューディフル」講談社学術文庫 p.19より抜粋

化石燃料は人間が造るものではなく、再生は効かない。使い切ったらそれで終わりである。

「スモールイズビューディフル」講談社学術文庫 p.22より抜粋

温暖化などいろいろな問題が出てきているものね。

大量消費社会がすでに間違いだよ

② 煩悩を満たすだけの経済活動

シューマッハーは、欲望を満たすための経済活動を否定しています。

キリのない煩悩をみたすためだけの経済活動が
地球環境の「許容限界」をすり減らし、人間関係に軋轢をもたらしている

現代の資本主義社会では、消費を促すために
さまざまな物やサービスが生み出されいています。

それらをいくら手に入れたところで、満足することはありません。

英知がないと世界を破壊する怪物じみた経済を作るとか、
月に着陸するような途轍もない満足を求める方向に走ってしまう。


「スモールイズビューディフル」講談社学術文庫 p.49より抜粋

豊かになったけど
世界では争いごとが絶えないからね。

だからお金や利益をめぐる戦争が絶えないんだろうね

③ コストや儲けだけの経済活動

またシューマッハーは現在の経済活動が
損得の非常に狭い価値観だけでおこなわれていることも指摘しています。

経済学の目的と目標は人間の研究から導き出さなければならないし、
その方法論の主要部分は自然の研究から導きだうべきだと考えてよかろう

「スモールイズビューディフル」講談社学術文庫 p.61より抜粋

売上やノルマばかりじゃ嫌になっちゃう。

目先の利益よりも、人類の発展や幸せのための
経済活動であるべきだね

このようにシューマッハーは経済の考え方そのものを根本的に見直すことを提案しています。

その基礎として、東洋的な思想である「仏教」を取り入れるべきだと提案しています。

仏教と経済??

仏教の考えが世界を救う?

欲はほどほどに。正しい生き方を追求しよう

人間の苦しみは「煩悩」から生まれるので、いろいろな欲も程々に(中道)しましょう。

というのが、仏教の考え方です。

具体的に正しい行き方の実践的なガイドラインとして
「八正道」という指針があります。

1)正見:正しい理解と視点を持ちましょう。仏教の考えをしっかり勉強しましょう。
2)正思惟:善意や慈悲の心を養い欲望や増悪を克服する意志を持ちましょう。
3)正語:言葉遣いにおいて正直な善意を持ち、他人を傷つけないように話しましょう。
4)正業:他人に害を与えないように行動しましょう。
5)正命:善行に従事する仕事や生計を選び、他人に害を与えないように生計を立てましょう。
6)正精進:善いことを励行し、悪いことを避けるために努力しましょう。
7)正念:マインドフルな状態を保ちましょう
8)正定:深い瞑想や精神的な集中を通じて心をあ安定させ、悟りを得るために精進しましょう。


モノを大量生産・大量消費する「煩悩」を満たすことだけの現在の経済活動では
世界が壊れ、人間が荒んでしまうので、正しい生き方をしたほうがいいんじゃないですか?

自分自身の貪欲と嫉妬心を弱めること、ぜいたく品を必需品石ないようにすること、現在の必需品を見直してその数を減らしたり、質を簡素化すること。

「スモールイズビューディフル」講談社学術文庫 p.49より抜粋

発想が180°変わるね!

お金持ちになるよりも、正しい生き方をするのが
人生の目的だよ!

「仏教」を経済学に取り入れることで、仕事や生産活動への考え方も一変します。

仕事は人間が幸福になるために行うもの。


仏教的な観点からすると、仕事の役割というものは少なくとも3つある。
1)人間にその能力を発揮・向上させること
2)一つの仕事を他の人たちと共ににすることを通じて、自己中心的な態度を捨てさせること
3)真っ当な生活に必要な財とサービスを作り出すこと

「スモールイズビューディフル」講談社学術文庫 p.71より抜粋

家族の次に社会の真の基礎を成すのは、仕事とそれを通じた人間関係である。
その基礎が健全でなくてどうして社会は健全であり得よう。


「スモールイズビューディフル」講談社学術文庫 p.49より抜粋

仕事」はお金儲けではなく人間が手や頭を使って行うもので幸福に生きるために重要な要素である

仕事はお金をもらうための手段だと思っていたよ。

仕事は本来自分を成長させ、生きがいとなる
ものなんだよ。

まとめ:生き方の発想の転換をしよう。

いかがでしたか?

私たちは、資本主義の影響で「お金があれば幸せになる」と信じ込まされ、煩悩に翻弄されているかもしれません。この現実を見つめ直し、資本主義の洗脳から解放されることで、より豊かな生き方が見えてくるはずです。

Small is Beautiful なあり方とは煩悩に振り回されず、自然と共存した成熟した社会を創ることです。

「Small is Beautiful」を通じて、お金だけではなく、自然との調和を大切にしながら正しい生き方を目指していきましょう。シューマッハーの思想を活用すれば、これまでとは異なる新しい生き方が見えてくるでしょう。ぜひ、一度参考にしてみてください。

さあ、資本主義の洗脳を解いて「お金」だけではなく、自然と共存した正しい人間を目指していきましょう。

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この記事を書いた人

■作業の視点で安寧と幸福を促進するOccupational Therapist
■QOL(Quality of Life)向上のための知識を網羅的にまとめることで、生きとし生けるもの全てが幸せになるお手伝いができれば嬉しいです

このブログが私たちの今を輝かせ、人生のQOLを高めるお役に立れば幸せ!そういう気持ちでブログを書いています。

あなたの人生がますます輝き幸せに溢れますように!

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