もっと頭がよかったらなぁ・・・
そんな風に考えたことはありませんか?頭が良ければ、みんなに自慢できて、もっとお金を稼げるかもしれない、と。
でも、ちょっと待ってください。「頭の良さ」を勘違いしていませんか?
本当の「頭の良さ」が何かを理解していなければ、真に「頭の良い人」にはなれません。
あなたも、さらに「頭の良い人」になってみましょう!
本当の頭の良い人とは?
知性は大きく分けて二種類あります。
- 学校性知性: IQや偏差値、論理的思考、記憶力など。
- 社会性知性: 他者の思考を読み、信頼を得て、他者を動かす能力。
もちろん、論理的思考や記憶力は重要な要素です。
しかし、安達さんが言う「頭がいい人」とは、社会性知性(SQ)が高い人のことを指します。
社会の中で生きていくためには、単純に知識や計算ができるだけでは意味がありません。
例えば、正論で論破したり、うんちくをひけらかすだけの人がいますが、
そういった人とは一緒に仕事をしたくないですよね。
一方、社会性知性が高い人は、人の話を聴き共感する能力が優れているため、人が自然と集まります。
また、仕事のチームも上手にまとめることができます。
さらに、社会性知性が高い人は学び上手であり、結果としてIQも高まっていくのです。
頭の良さを決めるのは他人である。
では、頭の良さは自分ではなく誰が決めるのかのか?そう、他者です。
『頭が良い人が話す前に考えていること』 P.56より抜粋
つまり、社会性知性は、相手が喜んでくれたかどうかで測ることができるということです。
仕事でも、お客さんに満足してもらえなければ意味がありませんよね。
頭の良さとは、すなわち人間力のことなんです。
誰よりも相手を幸せにできる人には、お金や信頼が集まり、その結果、さらに相手を幸せにする能力が高まります。
そんな人こそ、本当の「頭のいい人」と言えるのです。
本当の頭の良さを手に入れるためには
社会性知性の高い「頭の良い人」になるためには、「聴き上手」になることが重要です。
安達さんはコンサルティング会社の代表取締役で、コンサルティングのプロ中のプロです。彼は、コンサルティングの本質は相手の問題点を整理し、言語化することだと述べています。
なぜ言語化が大切なのでしょうか?
人間の考えの大半は無意識にあります。そのため、自分自身の問題点を明確に把握していないことが多いのです。
つまり…
「頭が良い人」とは、相手を幸せにできる人であり、相手の悩みや気持ちを言語化する手助けができる人、つまり「聴き上手」である人です。
究極的に言えば、「頭が良い人」とは「話を聴ける人」なのです。
では、聴き上手になるためにはどうすれば良いのでしょうか?
頭が良い人 = 相手を幸せにできる人 = 相手の悩みや気持ちの言語化を助けられる人 = 聴き上手
聴き上手になる方法
頭がいい人になるために
・相手の話を傾聴する
・相手に適切な質問をする
を意識してみましょう。
相手の話を傾聴しよう
コミュニケーションはキャッチボールに例えることができます。
あなたは、自分のボールばかり投げていませんか?
ついついすぐに正解や
アドバイスをしたくなっちゃうんだよね。
自分の話を我慢して「相手に喋ってもらう」
ことが頭の良さだよ。
キャッチャーに徹しよう!
でも聴いてあげるだけじゃ、解決しないでしょ
相手に適切な質問をしよう
質問をするということは、相手に考えさせるということです。
「今日の晩御飯何食べたい?」
このような質問によって
「あ、カレーライスが食べたい」
と自分の欲求に気がつくことができます。
自分で答えを見つけないといけないね。
その通り。
問題の解決方法は相手の頭の中にあるんだよ。
まとめ:頭の良い人は、さらに頭が良くなる
相手の話を聴くことで、
「そういうやり方があるのか!」
「あの人を参考にしよう!」
と、常に知識をアップデートできるからです。
例えばスマートフォンでもアップデートを繰り返すほどに、よりできることが増えていきますよね。
私自身も、アドバイスばかりしてしまう癖がありましたが
相手の顔色が曇るばかりでほとんど役に立ちませんでした。
・傾聴や質問を中心とすることで色々な情報が自然に集まってくるようになりました。
日本は民主主義の国です
国民一人一人が「頭が良くなる」ことができれば、さらによい国になっていくはずです。
本当の「頭の良い人」になって、さらに良い社会を作っていくために
まず、あの人を幸せにしてみよう。
たった一度の人生。ますますQOLを高めていきましょう。
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