ああ、自分ってだめだ・・・
そう感じること みなさんはありませんか? 私はそう感じることが、たびたびあります
自分よりも優秀な人間に嫉妬しては、自分がとってもダメな人間に思えて自信を失っていました
そして私の心の声は、いつも決まってこう言うのでした
もっとがんばらないと
と
もちろん努力することは悪いことではありません
しかし、頑張りがすぎるとストレスが溜まって気持ちが落ち込んでしまいます
これでは余計に、良い結果につながりません
この記事では私のように
- このままじゃダメだけど、どうしていいかわからないとお悩みの人へ
- あるがままの自分を受け入れたい人へ
- 【セルフコンパッション】という解決法をわかりやすくお伝えします
セルフコンパッションとは
コンパッションとは「慈悲」つまり、セルフコンパッションとは
自分への慈悲 つまり 自分を大切にするというと言う意味です
セルフコンパッションには下記の3つの構成要素からなります
1、自分に優しく思いやりのある態度を取ろう
2、人間誰もがみんな同じ苦しみを感じていることを確認しよう
3、今、この時、この瞬間に集中しよう
今回は、3番目の構成要素である 今、この時、この瞬間に意識すること
つまり「マインドフルネス」について説明します
苦しみ = 苦痛 ❌ 抵抗
この式は、苦しみとは、苦痛に必要以上に抵抗しようとするから生まれるのだということを表しています
欲望が満たされないと、私たち人間は苦痛を感じます
- 「喉が渇いたのに水が飲めない」
- 「欲しい服があるのにお金がない」
- 「有名人になりたいけど実力がない」
欲しい、欲しい。もっと欲しい。仏教でいうところの「煩悩」にあたるところでしょうか
ちなみに、仏教では、そもそも苦しみは人間の欲望から生まれるから、欲望をほどほどにしようねと考えるわけです
それと同様に、苦痛があっても必要以上に抵抗しないようにすることが、苦しみを和らげるコツなのです
では苦痛に抵抗しないというのはどうすればいいのでしょう
次のエクササイズを試してみてください
エクササイズ1 氷の冷たさ
- 氷を手の中に握ってみてください
- 最初はあまりの冷たさに、氷を手放したくなるでしょう
- 冷たさに耐えきれないと思ったら氷を手放します
- 今度は、氷の冷たさ、それが手のひらにありありと感じる感覚に集中してみてください
- リラックスして手のひらのビリビリした感じ、痛みをありのままに感じます
- 先ほど比べて氷を長く持ち、不快感が減っることを確かめてみてください
確かに氷を持った時の、冷たさ、痛みを感じるのですが
抵抗することなく、その感覚に意識を集中することで、苦しみが和らぎませんでしたか?
苦しさや辛さを取り除こうとせず、一旦その感覚をじっくりと味わうのです
このように、この「いま、この時、この瞬間」の感覚をしっかり味わうことが
マインドフルネスです
そもそも苦しみは、今、ここにはない
たった今、服が燃えて熱いとか
差し迫った危険でない場合
大抵の場合は、苦しみは今、ここにはありません
例えば「私は失敗ばかりして、ダメだ」という心の声があったとしても
今、ここ、この瞬間の私は失敗していないのですから
このように苦しみは、過去や未来のことを想像したときに生まれる「幻想」と言えます
マインドフルネスがセルフコンパッションで大切なのは、この「幻想」から離れるためです
いま、この時、この瞬間に意識を集中させることで、現状を中立に見ることができるようになります
そうすると、苦しいのは自分だけじゃないんだ
自分に優しい言葉をかけてあげよう
というセルフコンパッションの、他の構成要素に目が向きやすくなります
苦しみとは過去や未来に存在する「幻想」
苦痛に必要以上にとらわれず、今、この時、この瞬間を味わう
ぜひ試してみていただいて
QOL向上していきましょう!
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