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後悔は無駄じゃない!「後悔の力」をバネにして成長する方法

後悔のない生き方を目指すために

誰にとっても後悔はつらい経験です。「もっと違う選択をしていたら…」と過去の出来事を思い返してしまうこと、ありませんか?私自身も「もっと違う仕事をしていたら…」と後悔することがあります。しかし、後悔をうまく活用することで、より幸福な人生を手に入れることができるのです。

後悔はうまく活用するのが正解だよ!

そこで今回は、ダニエル・ピンク著「THE POWER OF REGRET」より
後悔の感情にうまく対処し、よりよい未来をつかみ取る方法について解説します。

後悔に対する見方が180°変わるよ!

目次

後悔という感情の正体

人間の脳は後悔するようにできている

まず、後悔をしない人間はいません。

「あのときポテチをがまんしていれば」
「あのとき転職しておけば」
「あのとき勇気を出して告白しておけば」

みなさんはどのような後悔が思い出されますか?

どうして後悔なんて感情があるの?

後悔とは別の選択をした場合の「パラレルワールド」を考えてしまうから起こるのです。
つまり、別のもっとよい選択を行った、別の世界のもっと素敵な自分を妄想していまうのです。

後悔という感情が存在するのは次に同じ間違いをおかさないためです。

たとえば、あなたが原始時代で狩りをしているとしましょう。
狩りの場を決めて出かけても、収穫がなかったとしたら

「やってもうた。こちらの山に狩りにいかなければよかった・・・」と後悔するでしょう。

そうすれば、次はどこに狩りに行けばよいか?仲間に相談するか?など対処ができるようになります。

人間は後悔することで、成長し前に進めるのです。

後悔しないように生きるというのは間違い!
「後悔を正しく活用して生きる」が正解だよ

後悔は振り返り、前に進むために存在する

後悔の上手な活用の仕方とは

次にもっとよい行動をとるために活用する

後悔は役に立つものだ!とマインドを変えてみよう!

後悔は私たちにいろんな恩恵をあたえてくれるものです!

意思決定の質が向上する

過去の交渉を振り返り、どのような行動をとらなかったことを後悔しているかを考えた人は
その後の交渉でよりよい意思決定ができる。

THE POWER OF RGRET p.67より抜粋

「後悔」は成功のもと。後悔するからこそ、次の選択が慎重になり精度が増すのです。

課題に対するパフォーマンスが向上する

後悔の感情は粘り強さを引き出す
THE POWER OF RGRET p.71より抜粋

「もし~~していれば・・・」としっかりと後悔をかみしめることで、次の課題にたいする粘り強さが生まれます。

人生の充実感が高まる

反実仮想を行うと、人生における大きな経験とこれまでの人間関係がより大きな意味を持つように思えてくる
THE POWER OF RGRET p.71より抜粋

「もし~~していれば」という後悔は、私たちの人生が一度きりであり重要なものであることを思い出させてくれます

ふーん。後悔って嫌な感情だけど
役に立つんだね。

人間の 後悔あるある

人間が後悔するポイントはおおむね同じです。

後悔とはいわば「反面教師」のようなもの!

どのような後悔が多いかを知っていれば
私たちの人生の選択はより精度が上がるでしょう。

みなさんも思い当たることはありませんか?

基盤にかかわる後悔

教育・お金・健康にかかわる後悔

「もっと勉強しておけばよかった」
「もっとお金を大切に使えばよかった」
「もっと健康に良いものを食べておけばよかった」

このような点で後悔するひとが多いのです。

人生において「勉強」「お金」「健康」はなによりも大切にしたほうがよいですね!

勇気にかかわる後悔

思い切った行動をとらなかったことの後悔

「あのとき勇気をだして告白していれば」

人間は、やって失敗する後悔よりも、やらなかったことの後悔の方が大きいそうです。
なんだか思い当たりますし、耳痛いですよね。

後悔しないためには勇気をだして人生にチャレンジしていこう!

やらない方が後悔するゾ

道徳にかかわる後悔

卑劣であったり、善良とはいえない行動をとったときに後悔する

人間だれでも魔が差してしまうことはありますが
その罪悪感は時間がたつにつれ後悔に変わっていきます。

人間は清く、正しく、美しく生きた方が後悔がすくないのですね

迷ったときは、人間としての正しい行いを選択しましょう。

つながりにかかわる後悔

友達、親、家族などよい人間関係を築くことができなかったことに後悔する

人間の幸福に影響を与えるのは「よりよい人間関係」だと言えます。
それゆえ
それらが壊れたときに生じる後悔は大きいのです。

周りの人を幸せにする生き方をしよう

後悔を前にすすむ力にかえる方法

後悔は反面教師にして、次に生かす。

それはわかったけど
後悔の気持ちってとってもつらいよと思いますよね。

後悔のつらい気持ちを、前に進む力に変えるテクニック3選を紹介します

セルフ・ディスクロージャー

簡単に言えば自己開示のこと。

人に自分の後悔の感情について話をきいてもらいましょう。

人に話すだけで気持ちが軽くなる経験はあなたにもあるでしょう。

ただし30分ぐらいと限度を決めて話すことが重要です。
なぜなら、後悔の感情に深くむすびついてしまうからです。

セルフ・コンパッション

自分をせめずに、優しさを積極的に向けましょう

コンパッションとは「慈悲」のこと。

後悔をしていると自分を責めたり、傷つけたくなる経験・・・ありますよね。
「どうしてあんな行動をしたんだ・・私のバカ」

しかし後悔を力に変えるためには自分に「慈悲」すなわち「優しさ」を向けてあげることが重要です。

「つらいよね。でもあなたにはもっと幸せになってもらいたいよ」
「大丈夫、つぎはもっとうまくいくよ」

セルフコンパッションとは決して自分を甘やかすという意味ではありません

後悔の感情はははだれにでもあること

それをしっかりと自覚して
あたかも他人に優しくするかのように、自分自身に積極的に優しさを向けてあげましょう

セルフ・ディスタンシング

自分を客観的に第三者の視点から眺めてみましょう

壁にとまったハエになる

1つ目は物理的に距離をおいて眺める方法

方法として壁にとまったハエから自分を眺めたら?
と考えてみましょう。

「おやおや、えらく落ち込んでいる様子じゃないか」
「ほうほう、そんなことを気にしているのかい」

10年後にタイムスリップした自分

2つ目は未来の自分の視点から眺める方法

10年後の自分からみたらどんな声かけができるだろう?
と考えてみましょう

「あらから、あのときはあんなことで落ち込んでいたわね」
「10年後からみると、あの時のつらさも一瞬の出来事だっだね」

3人称で呼ぶ

私ではなく、苗字や名前で自分を呼ぶ

おれはいいけど、ヤザワはどういうかな?
矢沢永吉のように「私」ではなく自分を名前で呼んでみましょう。

「○○ちゃん、めずらしいじゃないか。えらく後悔しているのね」

まとめ:後悔を生きる力に変えよう

1:後悔とは、よりよい未来を引き寄せる原動力である
2:基盤、勇気、道徳、人間関係を大切にして後悔をしないようにしよう
3:後悔は人に話し、自分を許し、そして分析することで明日の力に変換しよう

いかがだったでしょうか?

死ぬ前に後悔しない生き方をしよう。
というのは死ぬ前には未来がないからです。

それまではいくら後悔しても大丈夫。


なぜなら時間は未来から過去に向かって流れています

過去はどんどん遠ざかり、未来が自分に近づいてきます。
過去は現在になにも影響しません。後悔もそれだけではなにも現在に影響しません。

だったら後悔をうまく利用して、よりよい未来の選択に集中してみませんか?
後悔を人に公開して、人生の荒波を航海し、人生を更改していきましょう!

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この記事を書いた人

■作業の視点で安寧と幸福を促進するOccupational Therapist
■QOL(Quality of Life)向上のための知識を網羅的にまとめることで、生きとし生けるもの全てが幸せになるお手伝いができれば嬉しいです

このブログが私たちの今を輝かせ、人生のQOLを高めるお役に立れば幸せ!そういう気持ちでブログを書いています。

あなたの人生がますます輝き幸せに溢れますように!

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