毎日生きていると
嫌な気持ちでモヤモヤしたり
嫌な考えがグルグルしたり
ありますよね。
こんな嫌な気持ちをすっきりさせる方法があればいいのに・・・
そう思ったことはないでしょうか?
この記事ではあなたの、気持ちの苦しみを和らげる方法を紹介します。
抵抗しない。降伏する。あるがまま
苦しみを減らす方法・・・それは
痛みやつらさに対して抵抗しないことです。
- 苦しみ=苦痛 ❌ 抵抗
この考えは元々仏教のものであり、
仏教研究者のシンゼン・ヤングが提案しています。
つまり苦しい時に
「ここから逃げたい」
「どうにかしなければ」
と抵抗するほど苦しくなる。
気持ちを抵抗させずに
「あるがまま」にする
「積極的に降伏する」
こうすると苦しみが和らぐというのです。
何もしない方が苦しみが減るだなんて・・・
「辛い時、痛い時にそのままにするなんて無理だよ」
「放っておいたら大変なことになるじゃないか!」
と普通は思いますよね。
それもそのはず
痛みというのは人間にとって体の異常を知らせる大切なアラームです。
「あるがまま」にしても「つらさ」や「痛み」そのものを消すことはできません。
「つらさ」や「痛み」そのものには対処は必要です。
あるがままに、降伏してするのは
「つらさ」や「痛み」の次に浮かんでくる
「役に立たないネガティブな考え」に対してです。
それはどのようなものでしょうか?
よくある役にたたないネガティブな考え
①反芻思考:何度も嫌なことが頭の中をぐるぐるする。
「どこかに病気があるかも」「あいつは最低だ」「お金がなくなったらどうしよう」
②自分の身体:自分のスタイルが人より劣っていると考える。
「こんなに太っていてダメだ」「体がヨボヨボだ」
③過去の失敗:過去の失敗についてくよくよ考える。
「どうしてあの時あんなことしたんだろう」「こっちを買っておけばよかった」
④自分の性格:自分の性格がダメだとくよくよ考える。
「内気な性格だからダメなんだ」「根気がない」
⑤自分の感情:ネガティブな感情から抜け出そうとする
「イライラ」「モヤモヤ」「落ち込む」
結構あるあるですよね!
このような「ネガティブな感情や考え」に抵抗しないことが
苦しみを減らすということにつながるのです。
なぜなら抵抗しても、どれも解決しないからです。
いやいやそれができないから
困っているんでしょう?と思いますよね。
次に具体的な方法について紹介します。
第一段階:ネガティブな考えや感情を分析する
「地震が来たらどうしよう」と不安に思っても地震が来なくなる訳ではありません。
それに備えてしっかりとした「行動」を取るしか対処法はありません。
しかし「不安」で頭がぐるぐるしていれば、
有効な行動が取れるでしょうか?
まず自分の考えが「役に立っているか」を確認するのが第一ステップです。
以下の質問を自分に問いかけてみてください。
- 名探偵コナンぽく、理屈っぽく考えてみよう。
- 紙に書き出すとより効果的
例えば上司に仕事のことで怒られたと仮定しましょう。
①その問題って何なん?
「上司に仕事のミスで顧客に迷惑をかけたことを怒られた」
②今、どうやって対処してる?
「同僚を誘って居酒屋で愚痴を聞いてもらった」
③その対処法で何の効果があった?
「気持ちはちょっとすっきりした」
④その対処法の、ええところ、悪いところって?
「いいところはその後、夜眠れるし、気持ちも楽になった」
「悪いところは失敗した原因は解決されていない」
⑤あまりにも悪く考えすぎてない?
「怒られたというより、具体的なアドバイスをくれていただけかも・・・」
「昔から父親に失敗すると厳しくされたな。失敗を恐れすぎているのかも」
- 自分を苦しめている問題は何か?
- 対処法はどうやっていいるのか?
- 悪く考えすぎてしまっている部分は何か?
第二段階:役に立つ行動を見つける
自分の状態を分析したら
次に行うことは、自分にとって役に立つ行動を選ぶことです。
①あるがままにしておいた方が良い考えや感情って何?
「失敗して嫌な気持ちになったことかな」
②あなたがどうにもできない部分って何?
「嫌な気持ちが勝手にわいてくること」
「失敗したという事実」
③あなたがどうにかできると思う要素ってなに?
「原因を考え直して、自分の成長の糧にする」
「上司に感謝する」
④あなたの心はどんな抵抗をしようとしている?
「嫌な気持ちを消そうとして、そこから目を逸らそうとしている」
⑤あなたがどうにかできることをたくさん教えて?
・上司や仲間に相談する
・チェックリストを作る
・・・・・
⑥その中で役に立ちそうですぐにできそうなことをやってみよう。
それで気持ちや考え方はどう変わった?
・上司に相談したらよく教えてくれてうまくできるようになって誉められた。
失敗は嫌な気持ちになるけど、自分の成長のために失敗は避けられないと考えるようになった。
- 自分でどうにかできる点で、役に立つ行動をたくさん考える
- その中から効果的な行動をおこなってみる
- その効果を確かめる
まとめ
いかがでしたか?
なーんだ
苦しみを消しさる方法なんてないんだ。
とちょっと残念な気持ちになるかもしれません。
苦しみを消そうとすればするほど大きくなるだなんて
皮肉なものですね。
しかしながら
その事実を理解して、受け入れる。
そしてその解決は行動しかないと気づいた時。
逆説的でありますが苦しみが和らぐのです。
ぜひ実践していただき、一度しかない人生ますますQOL高めていきましょう。
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