失敗からの上手な立ち直り方【マインドフルネス・セルフ・コンパッション：MSC】

・仕事でミスをして怒られた

ミスをしたり
うまくいかない時
自信がなくなって落ち込んでしまうこと・・・ありますよね。

するとネガティブな信念が頭をぐるぐるして
新しいことに挑戦する意欲がなくなってしまいます。

しかし失敗は成功のもと。
素晴らしい偉人たちも、失敗を乗り越えて成功を掴んでいます

そのような人は「失敗」からの立ち直り方が上手なのです。

この記事では
「マインドフルネス・セルフ・コンパッション」の方法をもとに

失敗して落ち込んだ時の上手な立ち直り方を解説していきます。

マインドフルネス・セルフ・コンパッションとは？

マインドフルネス・セルフ・コンパッションとは

困難や苦境から回復する力（レジリエンス）を高めるため

ネガティブな感情から上手に距離をおき
自分に対してもっと優しく扱ってあげましょ？という方法です。

マインドフルネス・セルフ・コンパッションの基本的な構成要素は
下記の３つです。

１、マインドフルネス
２、共通の人間性
３、自分への優しさ

さらに具体的にみてみましょう。

1：マインドフルネス
あなたの感情・考え・体の反応をよく観察してみよう

「自分はなんてダメな人間なんだ」
「自分は出来損ないだ」

あなたの心や体にはどのような反応が起こっていますか？
このような心の声が頭の中をぐるぐるしているのではないでしょうか？

マインドフルネスとは今この瞬間に意識を向けることです。
例えばあなたがラーメン屋さんでラーメンを食べていたとします。

スマホを見ながらラーメンをすするのはマインドフルネスではありません。

目を閉じて
麺のコシを歯で感じ
スープの香りや鼻で感じ
喉越しを感じ
味わいを舌で感じ

五感を使ってラーメンを味わうことに全集中することが
『マインドフルネス』です。

ネガティブな信念が浮かんできたとしたら
なんとなく落ち込むのではなく

まるでラーメンを味わうように
「あ〜、今自分はミスをしてダメな人間だと感じてる・・・」
「罪悪感や恥ずかしい気持ちが湧いてきてる」

このように自分の心に浮かぶ考えや、体の方法に注意を向けて
よく観察してみましょう。

なぜこのように観察するのか？
観察することによってネガティブな感情から少し
切り離され冷静さを取り戻すことができるからです。

どうですか？
最初よりも冷静に自分と向き合えるようになりませんか？

２：共通の人間性
自分だけじゃないことに気付こう！

共通の人間性とは
「そう感じるのは自分だけでない」

ということに気付き、確かめることです。

つらい気持ちの時
まるで
「世界中の中で自分だけがつらい気持ちになっている」
そう錯覚をしてしまうからです。

そもそも
失敗しない人間などいるのでしょうか？
そう自分に問いかけてみてください。

そんなことはあり得ないですよね。

このように
共通の人間性を意識することで
失敗することは「恥」ではないということに気づきましょう。

３：自分への優しさ
もっと自分を大切にしてみよう！

人間は他人には優しくできる反面
自分に対しては厳しくしてしまう傾向があります。

他人に優しい言葉をかけるように
自分自信の声をかけてあげるのが「自分への優しさ」です。

「失敗して落ち込むのは当然だよ。でももう少しじゃないか」
「きっとあなたならできるよ。大丈夫」
「今までも上手に乗り越えてきているだろ？」

自分に優しくするのはなんだがむず痒く
イケナイことのように感じるかも知れません。

自分への優しい言葉を素直に少し受け入れてみましょう。

まとめ

いかがでしたか？

マインドフル・セルフ・コンパッションの活用している人は
不安・抑うつの影響が少なく、幸福感が高まることがわかっています。

人生七転び八起きです。

転ばない人はいません。
ただ最後に起き上がることが大切です。

どんな世界でも「成功」している人は転ばない人ではなく
最後に起き上がっている人ではないでしょうか？

ぜひ試していただき
しなやかに起き上がっていきましょう！

一度しかない人生、ますますQOL高めていきましょう！