新しいアイデアが思いつかない
新しい企画が浮かばない…
改善案を考えなければならないのに、何も思いつかない…
ビジネスモデルをもっと革新的にしたいのに、どうすればいいか分からない…。
こんな風に、自分にもっと【発想力】があれば、と感じたことはありませんか?
【発想力】がある人が羨ましいよ
【発想力】は才能だけでなく
コツがあるんだ
【発想力】は生まれつきの才能だけでなく、実はコツをつかめば誰でも鍛えることができるものです。この記事では、シーナ・アイエンガー著「THINK BIGGER」に基づいて、【発想力】を引き出すための具体的な方法を詳しく解説していきます。
コツを掴んで、あなたも今日からイノベーターになりましょう!
【発想】には共通の「型」がある
発想力には共通の「型」があります。
その「型」を活用すれば、新しいアイデアが自然と生まれてくるのです。
ここでは、シーナ・アイエンガー著「THINK BIGGER」から、その「型」を学び、活用する方法を解説します。
ステップ①適切な課題を選ぶ
まず、イノベーションを起こすためには、解決したい「適切な課題」を見つけることが重要です。
適切な課題とは?
適切な課題とは、意味があるほど大きいが、解決できるほどには小さい【課題】です。
例えば、「地球の環境を守りたい」という課題を「家庭のゴミを半分に減らす」
といった形で具体的に落とし込むことができます。
課題を明確にするには?
- 課題を書き出す
- 課題をHOWで置き換える
- スィートスポットを探す
- 情熱テストをする
課題を書き出す
紙に思い付いた課題を書き出してみましょう
・その日に起こった苛立たしい、解決が待たれる課題は?
・繰り返し毎日起こる課題は?
・関心のあるテーマや詳しく知りたいテーマは?
・生活の中で大切な時間や活動は何か?
紙に書くことで思考が整理され、課題が絞り込まれていきます。
課題をHOWで置き換える
課題は「〜には?」の形で書いてみましょう。
・残業時間を減らすには?
・食品ロスを減らすには?
こう書くことによって解決策を挙げやすくなります。
スィートスポットを探す
解決できるレベル(スイートスポット)の課題に落とし込んでみましょう。
・【難しすぎる・広すぎる】:世界から戦争と差別をなくすには?
↑
・<スイートスポット>:職場でのモラハラをなくすには?
↓
・【簡単すぎる・狭すぎる】:友達と喧嘩をしないためには?
このように自分にとって「ちょうど良いレベル」の課題を見つけるようにしましょう。
情熱テストをする
あなたはその課題を解決するために熱心になれますか?
あなたの課題が「WANT TO」な課題になっているか【情熱テスト】を確認しましょう。
具体的には、25名にあなたが解決したい課題についてプレゼンをしてみましょう。
何人にもプレゼンをして意見をもらううちに、
さらなるアイデアが湧いて生きて課題を変更したりするかもしれません。
そうやって、熱意を維持できている課題こそがあなたの取り組むべき課題となるでしょう。
ステップ② 課題を分解する
次に、課題をより小さなサブ課題に分解していきます。これにより、解決のための具体的な行動が明確になります。
サブ課題とは
サブ課題とは
ジグソーパズルでいう「ピース」のようなものです。
課題;例えば目が不自由な人が旅行を楽しめるには?
サブ課題
- 目に不自由な人がインターネット上の旅行サイトにアクセスするには?
- 目に不自由な人が実際にホテルを予約するには?
- 空港を迷わず移動するには?
- 旅行先の雰囲気をさらに感じ取るには?
このように、まずはたくさんのサブ課題を考えてみましょう。
プラモのパーツに分けていくような感じだね
サブ課題は5つに絞る
サブ課題から
- 似たものや同じ要素のものを整理する
- 熱意を持って取り組めるものに厳選する
8割テストをする
サブ課題が全て解決されたら課題全体の8割程度は解決したことになるか?
この質問を自分に行い、納得できたら次の段階に進みましょう。
ステップ③望みを確認する
- その課題を解決したら、あなたの望みがかなえられるか?
- その課題を解決したら、ターゲットの望みがかなえられるか?
- その課題を解決したら、第三者の望みもかなえられるか?
たとえば、あなたがミュージシャンだったとしたら
あなたが好きな曲を作ることが大切です。しかし聴き手の心を揺さぶるものでなければいけません。
そしてレコード会社の関係者を納得させるものでなければいけません。
ステップ④箱の中と外を探す
私は医療者ですが、他の機関や職種での、うまくいった問題解決を探すことが「専門内」からです。
以外に、まったくのほかの分野、たとえば農業や、自動車の営業などからヒントをえることが「専門外」からといえます。
自動車の大量生産を思いついたヘンリー・フォードは、
「専門外」の食肉処理工場で動物が吊り下げられた状態で、ベルトコンベアに沿って各工程で
異なる作業員が効率よく処理する様子から着想をえました。
自分と全く異なる分野の成功例を考えるのは、個人的にとてもおすすめです!
ステップ⑤選択マップ
発明とは、無益な組み合わせを排除して、ほんのわずかしかない有用な組み合わせを作ることである。
THINK BIGGER p .41〜42より抜粋
あのユニークかつ独創的な画風に
見える「ピカソ」も
アンリ・マティス
コンゴ・ビリ人作の銅像
これらの要素で組み合わせでできているというから驚きです!
ThinkBiggerの考え方では、試行錯誤したり、失敗から学ぶのではなく
「成功例」を拝借するという組み合わせ。
私の好きな漫画である忍者漫画の「ナルト」も、よくみると
・ドラゴンボール(ナルトの子供時代と大人時代の二部構成であること)
・ハリーポッター(学園ものや、主人公の中に封印されていることなど)
・幽遊白書(戦闘のシステム)
などのエッセンスの掛け合わせです。
さらにはドラゴンボールの著者は、手塚治虫やディズニーの影響をうけているのだとか。
ステップ⑥第三の目テスト
「これが最高の新しい組み合わせだ!」
というものが見つかったら、他人にアイデアについて意見をもらいます。
・どこがよかったですか?それはなぜですか?
・どこがよくなかったですか?それはなぜですか?
・このアイデアはどうしたらもっとよくなりますか?
これは私もよく行います。
第三の目テストを行うと、驚くほど自分の見えていなかったアイデアに気が付きやすくなります。
アイデアがさらに洗練されていくのを感じますね。
まとめ
いかがでしたか?
アイデアは、才能や突然降ってくるものではなく、多様な成功例の新しい組み合わせに過ぎません。この考え方を理解すれば、
- 専門外の知識を取り入れ、異なる視点から学ぶこと
- 成功している方法を模倣し、試行錯誤を減らすこと
が、新しいアイデアを生む鍵となります。
日本は、長い歴史の中で大陸の文化や西洋の知恵を取り入れ、それを独自に融合させてきた国です。まさに「Think Bigger」の精神が息づく文化です。このイノベーティブな精神を再び思い出し、私たち一人ひとりがQOLを高め、より豊かな人生を送ることができれば、日本はさらに魅力的な国となるでしょう。
一度きりの人生、思い切り新しいアイデアを追い求め、QOLを高めていきましょう。さあ、あなたもワクワクしながら、新しい可能性を見つけてみませんか?
コメント