「あの時、ああしておけば・・・」
後悔の気持ちがぐるぐるして
頭から離れないことはないでしょうか?
一度考えてしまうと夜も眠れないほど辛いですよね?
このような時にとってもよく「効く」方法があります。
私も日々実践しているこの方法
それは機能脳科学者の苫米地英人博士が提案している
「時間の流れ」の見方を変える方法です。
この記事では
過去をずるずる引きずってしまって辛いと感じているあなたに
一瞬にして後悔を断ち切る方法をお伝えしていきます!
時間は未来から過去に向かって流れているとイメージする

結論から言うと──
この方法とは、
「時間は未来から過去に向かって流れている」とイメージすることです。
私たちは普段、
時間は過去から未来へ向かって流れているように感じます。
「今の自分は、過去の選択の積み重ねでできている」
そんなふうに考えることが多いでしょう。
これは、アドラー心理学で言うところの「原因論」にあたります。
しかしこの考え方には問題があります。
なぜなら──
過去は変えられない。
つまり、過去を原因とする限り、
「今の自分も変えられない」と感じてしまうからです。
一方、苫米地博士はこう言っています。
「未来から過去に向かって時間が流れていると考えなさい。」
これはアドラー心理学でいう「目的論」にあたります。
未来は、時間が経つごとに今に近づき、
やがて現実になります。
だからこそ、
未来にどんなゴールを設定するかによって、今の自分を変えることができるのです。
過去についてはどうでしょう?
過去は、自分からどんどん遠ざかっていきます。
過去は、今の自分に影響を与え続けるものではありません。
たとえば──
- 去年の夏休みは、もう戻ってきません。
- 去年食べたスイカの味も、今ここにはありません。
しかし未来は違います。
- 来年の夏休みは、時間がたてば確実にやってきます。
- 「来年はどんな夏にしよう?」と今イメージすれば、
それが少しずつ現実に近づいていきます。
いかがでしょうか?
こうして考えると、
「過去」にこだわることはあまり意味がない、
そんな気持ちになってきませんか?
それよりも、
未来に向かって、自分自身を創っていく。
そのほうが、ずっと自由で、前向きな生き方ができるのです。
今の選択が良いか悪いかは「未来」が決める
過去も未来も「現在の私」がつくりだしている
私たちが抱える「嫌な記憶」も、
これから訪れるかもしれない「不安な未来」も──
実はすべて、「現在の私」が思い出し、想像している幻想です。
幻想である以上、
それらをどう感じ、どう意味づけるかは、
「今の私の解釈」次第でいくらでも変わります。
苫米地英人博士の著書『嫌な気持ちを消す技術』でも、
この考え方の大切さが紹介されています。
博士は、古くから伝わることわざ
「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」
を引用しています。
人生における幸せも不幸せも、先のことは予測できない。
今の幸せが後に不幸に、今の不幸が後に幸せに変わるかもしれない。
だから、安易に一喜一憂すべきではない。
──という意味です。
たとえば、
「やっちまった……」と思うような失敗も、
あとになって振り返れば
「あれがきっかけでうまくいった」
と思えることが少なくありません。
つまり、
未来になって初めて、今の選択の意味がわかる。
究極的には、人生の最後の瞬間になって初めて、本当の意味が見えてくる。
そう考えると、
今起きている出来事に対して
「フラットに受け止める」
という視点が生まれてきます。
後悔すること自体、
ほとんど意味を持たないように感じませんか?

たとえば、
歩いていて人にぶつかって、転んでしまった。
「なんて最悪な一日の始まりなんだ……」
そんなふうに落ち込んだ瞬間。
でもその”たまたま”がきっかけで、
すごくかっこいい男の子と出会うことになった──。
……そんな展開、どこかで見たことありませんか?
そう、少女マンガによくある展開です。
現実でも、
そのときは「最悪だ」と思った出来事が、
あとになって「あれがあったから、今がある」と
思えることがたくさんあります。
つまり、
今感じている「失敗」や「後悔」も、
未来の自分にとっては「必要な一歩」だったと変わるかもしれない。
だからこそ、
どんな出来事も、今の感情だけで決めつけず、
ちょっとフラットな目線で見てみることが大切なんです。
まとめ
こうして考え方を少し変えるだけで、
「過去」の見え方がずいぶん変わったのではないでしょうか?
そもそも「過去」というものは、今の私たちの記憶が作り出しているもの。
阿弥陀くじのように、あっちに行ったかも、こっちだったかも──
そんな”別の選択肢”は、もう存在しないのです。
だからこそ、
今までのあなたの選択は、すべてベスト・オブ・ベスト。
これから大切なのは、
後悔ではなく、未来をどう描いていくかです!
どうせ考えるなら──
「過去」ではなく、
とびきり素敵な「未来」をイメージしませんか?
イメージするだけなら、タダですからね!
ぜひ今日から実践して、
一度しかないあなたの人生を、
もっともっとQOL(生活の質)を上げながら楽しんでいきましょう。
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