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【教え方それであっていますか?】教えるスキルを高めよう【教える人に陥りやすい罠3つ!】

みなさんは「教え方」をしっていますか?

仕事では、経験を積むにつれ役職が上がるにつれ「教える側」になってきます。
管理者になれば「教えること」が仕事のようなものです。

しかし・・・

私たちは学校で学び方は教わったのですが「教え方」を学んだでしょうか?

「どうしてこんなことも理解してくれないの?」
「自分で考えられるようになってよ!」
「どうして同じ間違いをするの?」

うまく話が伝わらず相手が成長しないとこちらもとってもストレスですよね?

実はあなたの「教え方」に対する誤解が原因かもしれません!

この記事では

  • 新人さんや部下を教育する立場だが、全然育ってくれない!と困っている人に
  • 陥りがちな「教え方」の誤解を紹介します。
  • 新しい発想で新人さんや部下に接することができるようになりますよ!
「教える」とは「知識を与える」のではなく「望ましい行動」をひきだすこと

「教える」とは「望ましい行動を増やすこと」です。

ポイントは「行動」です。

わたしが誤解していたこと。それは
 人に教えること=知識を与えること だと思っていたことです。
なぜなら学校では「知識」をつけて、テストでそれを確認することを繰り返してきたからです。

そのため新人さんや学生さんにも、(上から目線で)ひたすら知識を伝えることを行ってきました。
たとえば
・勉強会をひらく
・大切なポイントをひたすらアドバイスする


このように「知識」ばかり与えた結果、私はみごとに「うっとおしい先輩」になっていました(笑)

「アメリカンジョークが通じないことに困惑する教師」の写真[モデル:Max_Ezaki]

結果、後輩はうまく育たず、私はイライラするという悪循環に陥っていたのです。
職場の雰囲気を悪くする上から目線でネチネチと指導するだけの先輩…いやですね~(笑)

実際に離職の一番の原因は上司の教え方だそうです・・・ヒエェ

そこで私は「教え方」を学びなおし、「行動」に焦点を当てた教育に切り替えるようにしました。

・望ましい行動を具体的に伝える
・望ましい行動が行えた時にはすかさず「褒める」
・望ましくない行動が起きたときは個別にフィードバックする

後輩たちの「目のが輝き」が変わるのが分かりました。
そして率先して行動し、学習し、私にも自主的にアドバイスを求めるようになったのです。
これは驚きでした。

「望ましい行動」が増えると自信がつき、それを褒めると「認められた」と感じます。

だから「行動」にフォーカスすることが大切なのですね。

  • 知識」を与えるのではなく「望ましい行動」を後押しする

「望ましい行動」を増やすためにはテクニックよりも、基本的な考え方を見直すことが役に立ちます。
実際に私が間違っていたポイント3点について紹介します。

陥りやすいポイント3つ!

1、自分ばかりしゃべる

個人的に陥りやすい罠です。
わたしは「教える」ために自分ばかり一方的に話をしてきました。
一方的に話してばかりでは相手の表情は少しずつ困惑してくるのがわかります。
「どうしてわからないんだ・・・イライラ」

では、「望ましい行動を引き出す」と考えるとどうなるでしょうか?

行動には目的やきっかけがあります。
つまり相手がどのようになりたいか?そう思ったきっかけは何か?がわからなければ
行動を変えることができません。

例えば大阪から東京に行きたいと考えている人を九州に行かせることは難しいでしょう。

したがって相手が何を目指してどうなりたいか相手の話の聞き役になる必要があります

・日頃から世間話などでコミュニケーションをとる
・自分の価値観(趣味や尊敬している人など)を伝える
・ニコニコ笑顔で挨拶をする
・1対1の面談の時間をとる

このように相談しやすい場を先輩・上司側から作ることが必要です

実際に「聞く」ことで
「え〜そんなことで悩んで、困ってたの?」という意外な内面が明らかになり
「じゃあとりあえず、こうやってみようか?」という切り口が見つかるようになります。
さらに相手の理解度も把握できるようになります。

グッとしゃべりたいのを我慢して、まずは相手がしゃべりやすい状況を作ってあげましょう!

「隣人の話し声が聞こえないか確認する女性」の写真[モデル:にゃるる]
  • 話す」より「聞く」

2、成功談ばかりを話す

これも私が陥りやすい罠です。
「こうすればうまくいくよ」と成功談を言ってしまうのです。
そうするとなぜか相手の顔が曇ります。

「私には無理です」
「あなたみたいにうまくはできません」

このような答えが返ってくることが多いです。
せっかくいい方法を教えてあげているのに・・・ぐぬぬ。と腹が立ってきます。
どうやら自信がない人は、教えられることでより自信が落ちてしまうようなのです。

逆に失敗談を話すようになしました。
「私が1年目の時に、こんなやり方をしたらこんな大変な目になってね・・・」
そうすると
「そうなんですね〜!」と驚くほどすんなりと

先輩や上司が弱みを見せることに最初は抵抗感があるかもしれませんが 逆に
「先輩でもそんな時があったんですねぇ〜」と
心の距離が近くなるメリットの方が格段に大きいです。

あえて失敗談を話してあげましょう!

「失敗して頭を抱える女性」の写真
  • 「成功談」より「失敗談」を話す

3、相手行動を変えようとする

「どうしてちゃんとやらないんだ・・・」イライラ。

後輩や部下が成長しないとついつい相手が悪いと決めつけてしまいます。

「教えること」が「望ましい行動」を引き出すことだとわかるとどうでしょうか?

・どういう伝え方をすれば「望ましい行動」が理解しやすいだろう?
・どういう難易度にすれば「望ましい行動」が引き出しやすいだろう?

自分側の問題として考えることができるようになります。
自ずと「教えるスキル」が高まって自分にとっても学びとなります。

まずは自分のやり方が有効かどうか振り返ってみましょう!

「孫とビデオチャットを楽しむお爺さんと側で教える介護士」の写真
  • 相手の行動ではなく、自分の行動を変える
まとめ

いかがだったでしょうか?
教えるスキルを学んでいる人にとっては当たり前かもしれません。

しかし初めて教える側にたった先輩、上司のみなさんが最初に陥りやすい罠かもしれません。

じつのところ「人に教える」ことが「自分にとっての学び」になるのです。
ですから「人に教えるスキル」を自己研鑽として身につけて
「教える側」も「教えられる側」もお互いハッピーでいけたら素敵ですね。

たった一度しかない人生、ますますQOLを高めていきましょう!

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この記事を書いた人

■作業の視点で安寧と幸福を促進するOccupational Therapist
■QOL(Quality of Life)向上のための知識を網羅的にまとめることで、生きとし生けるもの全てが幸せになるお手伝いができれば嬉しいです

このブログが私たちの今を輝かせ、人生のQOLを高めるお役に立れば幸せ!そういう気持ちでブログを書いています。

あなたの人生がますます輝き幸せに溢れますように!

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