人との関係性をよくしたい
・自分に素直になれずにケンカしちゃった。なんでだろう?
自分を上手にコントロールしたいのですが
良い方法を教えてください。
たとえば
相手が自分の話を聞いてくれなくて、ついキレてしまったり、
なんだか馬鹿にされたような気分になって、つい無視ししてしまったり。
あれっ?「自分が自分でもよくわからない!」ときってありますよね?
それ、あなたの心の中の【影子】のせいかも?
「本当の自分がわかる心理学」の著者でドイツの心理学者である
シュテファニー・シュタールは
わたしたちの心の傷である【影子】という部分を癒してあげればすることができれば
と述べ、その対策を教えてくれています。
自分自身の見方が180°変わる方法だよ!
ぜひ、いますぐ始めてみてくださいね。
【影子】とは?
【影子】とは心の無意識の部分のこと。
人間の行動の8〜9割を操っているのは「内なる子供」と呼ばれる無意識です。
人間の心が『顕在意識』と『無意識』からなることを提唱したのがフロイトですが
シュテファニー・シュタールはフロイトの説明を元にさらにわかりやすいように
下記のように単純化して説明しています。
- 顕在意識(大人の自分モード):合理的で理性的な意識できている部分
- 無意識(内なる子供):不安、悲しみ、怒り、喜び、愛情など意識できない部分
【影子】を癒す方法
心の無意識の部分である【影子】を癒すには
「基本的信頼感 (sense of basictrust)」の発生は,生後一年の経験から獲得される自己自身と世界に対する
田名馬ら 青年期における基本的信頼感と対人関係(2)
一つの態度であり,他者に関 しては筋の通った信頼,自己に関 しては信頼に値するという単純な感覚
を意味する
自分は生きてて大丈夫って思えることだよ。
【影子】が生まれる訳
例えば
・運動会で転倒して「ドジな子ね」と怒られた。
・テストで赤点を取って「頭が悪い」と叱られた。
あたなにもこのような体験はありませんか?
・私ってどうせドジだから・・・
・私って頭悪いから・・・
さて、あなたの中の【影子】の正体がわかったら、癒してあげましょう。
【影子】を癒すステップ
【影子】が求めているものを明らかにする。
基本的に【影子】が求めているのは以下の4つです。
- 結びつき欲求:つながりたい・属したい・関わりたい
- 自由欲求:自由に探り、何かを発見したい
- 快楽欲求:快感を満たしたい
- 承認欲求:自認めてもらいたい
あなたはどの欲求が満たされていないと感じましたか?
これらが満たされていないと【影子】は防衛戦略を取ろうとします。
【影子】の「防衛戦略」を見極める。
代表的な防衛戦略を紹介します。
あなたにも当てはまる部分はないでしょうか?
抑圧:意識してみようとしないこと
投影:自分の欲求や感情といった眼鏡を通して他者を認識すること
完璧主義:周りの人から認めてもらおうとすごく努力する
ハーモニー志向:周りの人と折り合いをつけて、その人たちを傷つけないように努力する
救世主妄想:善い行いをすることで自分の価値を実感しようとする
権力志向:抵抗することで相手よりも優位に立とうとする
コントロール志向:自分のパートナーや家族を厳しく管理しようとする
攻撃:怒る、キレる
子供のままでいようとする:親離れせずに、常に導いてもらえると期待する
逃避:その状態から離れること
ナルシストになる:自分の偉大さと正当性を誇示し、他者を過小評価する
隠ぺいする:本当の自分を見せようとしない
無意識の部分はとっても分かりにくいです。
目を閉じて、ゆっくり呼吸をして普段のあなたの行動を振り返ってみましょう。
そういえば失敗するたびに親に厳しく怒られたっけ…
「自分は失敗してはいけない」「完璧な自分でいないといけない」
という【影子】の声が聞こえるんじゃないかな?
人を注意して険悪なムードになるのは
この【影子】のせいなのかも!
あなたの【影子】は攻撃という防衛反応をつかっているのかもね。
【影子】を癒す
【影子】を癒すには
このように考えてみましょう。
そうやって自分の中の【影子】という傷ついた子供の心を客観的に癒してあげるのです。
たとえば
運動会で転んでしまって、とっても落ち込んだっけ…
「ドジな子」って言われて傷ついたわ。
【大人の自分】から見たらどう声かけしてあげられるかな?
あのときはとっても悔しくて、恥ずかしかったよね。
とっても一生懸命やっていたのはよく知ってるわ。
そのおかげでもっと練習したり、いろいろなことに気を付けることを学んだおかげで
今があるのよ。一生懸命頑張っている人しか失敗はできないのよ
架空のヒーローや有名人なら、どのように助けてくれ
声をかけてくれるかな?
まとめ:素直に生きるとうまくいく!
いかがでしたか?
なんだか自分の中に「素直でない自分」がいることは
うすうすと感じていました。
「どうせ自分には…」「やったって無駄だよ…」
これが自分の【影子】なのか
そう気づくことで
天邪鬼な【影子さん】の欲求に素直になってあげよう。
そう思えるようになったのです。
【大人の自分】で「あなたはできるわ」「大丈夫」といってあげるだけで
涙があふれてきました。
【影子さん】を癒し、素直に認めてあげると
いろいろなことに挑戦できるようになり、自信が少しつくようになりました。
自分を【大人の自分】と【影子】に切り離すと、新しい【自分】になれる!
もっと自分に素直に生きなさい。ってこういうことか!
<自分の中の子供の心>に正直に生きることが
良い人間関係や成長のカギだよ!
一度しかない人生、QOLをますます高めていきましょう!
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